■このPA、あまりにガチすぎる…
PA内で販売している火縄銃・刀剣の詳細について、中日本エクシスの担当者は「織田信長や上杉謙信、黒田官兵衛など歴史的に有名な戦国武将の模造刀をラインアップしています。一方、火縄銃のレプリカは長篠の戦いになぞらえて、種子島から伝来したと言われる当時の火縄銃をモデルとした模造銃になります」と、説明する。

火縄銃の展示については「新城市『設楽原歴史資料館』の学芸員さんと何を展示するか話し合い、毎年代わる代わる様々な道具をご覧頂けるようにしております」とのことで、そのガチっぷりが窺えるだろう。
そう、「長篠設楽原PA」はその名の通り、戦国時代の息吹を現代に伝える「長篠・設楽原の戦い」の舞台であり、織田・徳川連合軍をイメージした特別なPAだったのだ。

その特徴について、中日本エクシスの担当者は「建物の周囲にはのぼり旗を設置しています。さらに、この地ならではの歴史資料展示コーナーも設けられており、まき絵や本物の火縄銃などの展示により、合戦の様子を垣間見ることができます。上り線に比べるとやや規模が大きく、より深く長篠・設楽原の歴史に触れられる空間となっています」と説明している。

なお、上り線は武田軍をイメージしていると言う。もはや「旅の途中に寄る」というより、建物そのものが「旅の目的」になり得る、非常に魅力的なPAと言えるだろう。
麻宮氏のポストによって話題となった件について、担当者は「長篠設楽原PAに関心をお寄せ頂き、ありがとうございます」と、笑顔を見せる。

また「新城市内には、さらに深くこの地の歴史を学べる『設楽原歴史資料館』や、臨場感あふれる長篠城址がございます。また、毎年開催される長篠合戦のぼりまつりでは、実際に火縄銃射撃が体験でき、その迫力に圧倒されることでしょう」「このPAが、皆様にとって新城市の魅力を知る第一歩となれば幸いです。高速道路での通過の際には、ぜひお立ち寄りください」とのコメントを寄せてくれた。
旅の道中、うっかり銃や刀を忘れてしまった際は、同PAへ立ち寄ってほしい。