「クロダイだぁ」と2度目の声に、隣の常連さんにやっと釣れたねと褒められた。今年2匹目のクロダイは32cmだったがうれしさは隠せなかった。

常滑港のウキダンゴ釣りでクロダイ連発!【愛知】最大で50cmの良型も登場先端側で狙った(提供:週刊つりニュース中部版APC・日間賀島波止釣友会・中村輝夫)

気持ちを落ち着かせてからダンゴを握り投入。昨年は1匹釣れたら2匹目もくるのジンクスがあったが、今の常滑港では考えられない。

そんなとき、再度前アタリがきた。もしやと思いながら待っていると、じわじわとウキが沈んでいく。ここだと思ったところで大きくアワセを入れると、なかなかのパワーの持ち主がサオを曲げた。二度三度の突っ込みをかわしてタモに収めたのはジャスト40cm。常滑ジンクスが復活した。

今日は運がいいので3匹いけるかも。常連さんたちに笑われそうだが、皮算用してしまった。

50cm良型クロダイ浮上

このころから南風が吹いて海がざわざわし始めるなか、ウキがスーッと海中に消えた。反射的にアワセを入れると、しっかりした重みがサオにのし掛かり、やがて強い引き込みに変わった。きた、きた、きました3匹目!かなり強い引き込みだ。この引き込みは良型に違いない。

しばらく楽しんでゆっくり浮かせに入る。差し出したタモに収まったクロダイは50cm。「やったぜ!」とまたしてもうれしさが込み上げてきた。

常滑港のウキダンゴ釣りでクロダイ連発!【愛知】最大で50cmの良型も登場満足の釣果(提供:週刊つりニュース中部版APC・日間賀島波止釣友会・中村輝夫)

午後3時、ダンゴがなくなり最後の投入。ダンゴが割れて1~2分後、ウキが沈む大きなアタリが飛び出た。アワセを入れると確かな生命反応あり。タモに収めたのは32cmだった。今までのボウズは何だったのだろうと不思議だが、こんなことがあるのでクロダイ釣りはやめられない。これでうれしい納竿となった。

堤防上に散らばったまきエサをホウキできれいに集めた後、海水を流して終了。次回も釣れることを願って帰路についた。

<週刊つりニュース中部版APC・日間賀島波止釣友会・中村輝夫/TSURINEWS編>