すると、数分で岸寄りのサオ先に大きなアタリ。アワセを入れると手元にずしりとした重量感が伝わり右へ左へと抵抗するがエラ洗いがない。もしや…。想像通り、上がってきたのは丸々太った30cmほどのウグイだ。
引きが強かっただけに意気消沈。だが引きずっても仕方がないため、気を取り直して再開した。
65cmのマダカを手中
その後アタリはなくなり、1時間ほどたつと日差しが陰り、さらなる強風に。それに伴い水面が細かく波立ちサオ先が大きく揺れだした。
今日は無理かと諦めかけた矢先、沖めのサオ先に強風下でもはっきり分かる大きなアタリ。アワせた途端に沖で大きな水しぶきが上がった。何度もエラ洗いしながら上がってきたのは、体高のあるマダカ65cmだった。
30分後、岸寄りのサオ先にも同様のアタリをもらったが痛恨のスッポ抜け。その後はアタリが続かず水面の生命反応もなくなったため納竿した。

<週刊つりニュース中部版APC・桑山卓久/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年4月25日号に掲載された記事を再編集したものになります。