ガンバ大阪 写真:Getty Images

 明治安田J1リーグ第16節のガンバ大阪対サンフレッチェ広島が、5月11日に開催。MF満田誠(G大阪)にとって初めての古巣対戦で、福島孝一郎主審の一部ジャッジが話題になっている。

 0-0で迎えた14分、満田が敵陣ペナルティエリア右でパスを受けると、ドリブルで中央へ。その際、ボール奪取を試みたMF川辺駿(広島)と交錯してペナルティエリア外側で倒れたものの、福島主審はホイッスルを鳴らさなかった。

 Xでは試合後、インターネット動画配信サービス『DAZN』の中継映像から当該シーンのみを切り取った動画が拡散。満田がボールに触れた直後、川辺が右足で満田の右足を蹴った格好であるだけに、福島主審のノーファウル判定に対する異論が相次いでいるほか、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)が介入しなかったことを巡っても議論が白熱。同主審への処分を求める声も散見されている。

 ただ一方で、DAZN中継で解説を担当したG大阪OB加地亮氏は「満田選手が蹴られたんじゃないかということで。ファウルがとられずプレーオンだったんですけど、黒川選手がよく足を止めないでカバーリング入りましたね」と、福島主審のジャッジの妥当性に触れず、直後の広島のカウンター攻撃におけるDF黒川圭介(G大阪)の守備を称えている。

 2025シーズンのJリーグ公式戦で度々話題になるファウルの判定基準。DAZNの中継映像がネット上で拡散されるケースはしばしばあるが、DAZNコンテンツのSNSアップロードは著作権法に抵触する可能性がある。また審判員を標的とした攻撃的なコメントは、法的措置の対象となる可能性もある。