どれだけ沈めても1mちょっと。表中層から上を見てホバリングしているメバルを狙っていくイメージだ。

すると狙い通り、コツコツとアタリが出始めた。だが、乗り切らない。このへんは、さすがに潮が悪くて低活性で口を使ってくれないのだろうか。ちょっとルアー自体の引き抵抗が強いので、なんだか少し魚が食べにくいだろうという気もする。

と思っていたら、グググとヒット。これは、メバルではない重さだ。かといってそんなにデカくもないチヌ。いつものゲスト。最近はノッコミのパターンが顕著で、めったに近似種のキビレがこない。

波止でのメバリングで25cmメバル手中【大阪・泉大津】チヌ連発でチニングに?チヌが登場(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

チヌの時合いに突入

そこから20分弱、チヌの時合いに突入してしまった。というか、明らかにこのルアーを好んで食ってきている。

ピンクのカラーは、たまにこういうことがある。偏食するのだ。4尾続けて釣って、もはやライトブリームゲームとなってしまった。もちろん、チヌやシーバスもターゲットのうちに入っているが、本当に釣れてほしいのはメバルである。

どうせなら50cm越えでも現れたら話が違う、こっちも大興奮なのだけれど、そううまくもいかない。

波止でのメバリングで25cmメバル手中【大阪・泉大津】チヌ連発でチニングに?チヌが続々釣れる(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

ラストはメバルで納竿

少しでも沈めるとチヌになってしまうことがわかったので、アタリ爆発のチヌをあえて見切って、フローティングのプラグにチェンジ。すると、またぱぱっとアタリがきて、メバルを1尾追加。この場所では珍しく20cmちょっとの小型で、なんだかかわいい感じがした。

しかしあとは続かなかった。どうせならチヌを深追いしてみるか、とまた別のルアーを取り出してちょっとやってみたのだが、すでに時合いは過ぎていた。まあ上出来というところか。

ほとんど最低の潮でここまでの釣果を出せたのだから、まだムラっ気のある春の釣りとしては十分だ。そろそろアジの水温にも近づいてきているので、メバルも引き続きみながら、各所でアジの回遊も狙っていこう。