一方、元と高麗によって荒れ果てた対馬や九州の人たちが食料を求め、拉致された家族を探し、半島に渡った。これが倭寇の始まりであるが、侵略の結果であるから何も悪いことではない。
少なくとも文禄・慶長の役と文永・弘安の役でおあいこということであろう。
古代の日本と現代の韓国や北朝鮮につながるコリアン国家としての新羅は、日本にとって固有の領土だった任那を侵略し、友好国だった百済が唐に侵略されるのに荷担し、さらに後に百済の領土を横取りした。
そういう関係は、最後の新羅からの使節が、「任那の調」という任那に対する日本の潜在主権を確認する貢納物を持ってきたのちに、使節の往来が途絶えたことで凍結された。
だから、近世以降の日本とコリアン国家の関係のはじまりは、元・高麗寇というコリアン国家による日本侵略であるということを、日本人はしっかり憶えておくべきである。
『誤解だらけの韓国史の真実 改訂新版』
安重根を「英雄」にして中国や韓国の指導者は後悔しないのか? 「朝鮮は日本の植民地だったか」と聞かれたら正解は? 「日本による朝鮮半島経営」が評価されない本当の理由 「書き言葉としての韓国語」は日本人が創り普及させた 「文禄の役」だけでなく「慶長の役」も実は勝ち戦だった 新羅は日本人が創った国だが新羅の日本への影響は極小 「正しい韓国史」の理解が日本の国益を守る最強の武器だ 任那の日本支配は中国の正史も認めている 百済は日本の大恩人だった?植民地だった?