さっそくバイブレーションのリフトアンドフォールで釣ると、ゴン!と何かがヒット!かなりの重さだが、突然横に暴れ出した。強烈すぎる引きはコイかと思ったが、無事ランディングすると、74cmのシーバスであった。

暴れた際にボディにフックが刺さったようで、やはりこの時期の魚は元気満タンで面白い。この後、活性は上がり続けだが、お約束のようなノーバイト。時間も遅くなったので、ここで釣りを終えた。
釣れる条件を探そう
さて、この日は数もサイズも満足いく釣りとなったが、いつもこんなに釣れるわけではない。ベイトの量や潮の流れ、風、濁りなど、ある程度条件が揃わないとこの時期のシーバスを釣るのは難しい。だが、わかっていてもそんな条件が揃うことはまれだ。では、どうするか。

全ての条件が揃わなくても、「自分なりの条件」を見つける。これに尽きる。例えば、いつもよりベイトが多いとか、流れはないけどいい感じで濁っているとか、ただ釣るだけではなく、釣れたときの条件をよく覚えておくと次に繋がる。
細かくメモを取る。とまでは言わないが、高確率で釣りたいなら、記憶のノートに、自分だけの「条件」も刻んでおこう。

<宮坂剛志/TSURINEWSライター>