「春告魚」、春の訪れを告げる魚として、メバルがそのように呼ばれる。メバリングでは、ライトタックルを使用し、繊細なアクションでメバルを誘うことが求められる。この時期のメバルは活発に動き回るため、ルアーへの反応が良く、特にワームや小型のプラグを使った釣りが有効だ。

春のメバルは、夜間によく釣れる。夜になるとメバルが水面近くに寄ってくるため、軽量ジグヘッドやフローティングのプラグを使うと釣りやすい。静かな水面をじっくり攻めていく、メバリングの味わいだ。

ジギング&SLJでサワラを

サワラの釣りにはジギングやライトショアジギング(SLJ)が有効だ。ジギングでは、メタルジグを使ってサワラの群れを探しながら深い場所を狙う。

SLJでは、軽めのジグを使い、岸近くでサワラを狙う。春のサワラは比較的沿岸近くまで差してくるので、堤防からでも狙うことができる。ジグのカラーやアクションを工夫することで、釣果を上げることができる。サワラが歯が鋭いので先イトを太くする必要があるので、事前に準備していこう。

持ち帰りの準備を怠りなく

春の釣りは非常に楽しいが、釣った魚を持ち帰るための準備をしっかりしておくことが重要だ。特にサワラは悪くなりやすい魚なので、メバルもそうだが、「血抜き」をその場で手早く行いたい。喉を切るか裂くかして、バケツの水につけ血を抜くことで、身の味も格段に良くなる。

春が旬の【ルアーフィッシングターゲット2選】 メバルとサワラは釣ってよし食べてよし!内臓出しまでその日のうちに(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

魚を持ち帰るためのクーラーも怠りなく準備しておこう。クーラーには氷をたっぷりと入れておき、魚が傷まないように配慮することが大切だ。また、クーラーの中には魚が直接氷に触れないように、布やタオルで包んでおくと良い。

春は、メバルやサワラといった美味しい魚をターゲットにしたルアーフィッシングが楽しめる絶好のシーズンだ。これらの魚を狙い、楽しい釣りを満喫することができる。釣った魚を美味しくいただくための準備も忘れずに、温かい日差しに触れ、春の訪れを感じながら海でのアクティビティを楽しもう。