■昆虫のプロは「放置するのが良い」

なお、今回見られたのは「分蜂」(ぶんぽう)と呼ばれる現象。これは、春から夏にかけての時期にミツバチが巣別れ(引越し)をする際に見られ、庭木や軒先などに、何十匹ものミツバチが塊となっているのが特徴だ。

こちらの現象について、日本昆虫協会の担当者は「分蜂を行っているミツバチが自分から人を刺すことは、まずありません。特殊な場所でなければ、放置するのが良いです」と、コメントしている。

昆虫に詳しくない人が見れば「スズメバチでは…」と不安になってしまう気持ちも分かるが、ミツバチは植物の受粉を助ける立派な益虫。分蜂を見かけた際は、優しく見守ってあげてほしい。