細身スレンダータイプのウキなので、使用サイズの目安は、竿10尺なら11番、13尺なら14番といったやや大きめのサイズを使うと良いでしょう。

底釣りの基本となる「底立て(タナ取り)」をきちんと計測し、小針&0.2〜0.4号の細ハリスを使えば、超高感度をさらに活かし、アタリをより多く呼び込めます。

風のある日は、トップ先端から5目盛り下の赤程度までなじませてあげることで、風の抵抗を受け流すことができます。

神扇池で新作ヘラウキを使ってヘラブナ釣り【埼玉】強風下でも底釣りで明確アタリ新ヘラウキを導入(提供:TSURINEWSライター・岩浅健太郎)

強風下で実釣検証

釣行は午後の部からで、餌打ち開始は11時15分。この時点では風もなく陽射しもあり、まさに釣り日和。しかし、池の中はまだ冬の装いで、なかなか最初の1枚が出ません。

先に釣ったのは田邊さん。カチッとしたアタリでのヒット。最近の神扇池は回遊待ち傾向が強く、魚が回ってきたタイミングで確実にアタリを出して釣ることが、数を伸ばす秘訣だそうです。

時間が経つにつれ風が吹き始め、水面に波が立ち、流れも出てきました。非常に釣りにくい状況でしたが、細いトップが風をかわし、竹足の浮力で流れにも強く対応。さらに極細ソリッドのトップのおかげで、小さなアタリも大きく表現されて釣りやすい印象でした。

その結果、強風の中でもなんとか私も1枚釣り上げることができました。その後も田邊さんと共に新作浮きで数を伸ばし、満足のいく釣果となりました。

神扇池で新作ヘラウキを使ってヘラブナ釣り【埼玉】強風下でも底釣りで明確アタリ強風の中でヒット(提供:TSURINEWSライター・岩浅健太郎)

ヘラ浮き「舟水」作者紹介

・ブランド名:舟水へら浮き
・作者:舟水こと、佐藤 昇氏

佐藤氏が開設した舟水ウキのホームページは25年を超え、浮き作りの歴史はすでに55年になります。

モニターやお客様と一緒に日々研究を重ねながら、より良いヘラ浮きを目指して改良を続けておられます。古き良き時代から受け継がれる技術を大切にしつつ、現代の釣りスタイルにも合う浮き作りを心がけているとのこと。