
プレミアリーグのアーセナルが攻撃陣の刷新を見据え、セリエAのアタランタで活躍するナイジェリア代表FWアデモラ・ルックマンの動向に注目しているようだ。英紙『ミラー』など複数メディアが報じている。
その背景にはルックマンとジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督との関係悪化があるという。
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でベルギー1部のクラブ・ブルージュとの試合で、2戦合計2-5で敗れ大会から姿を消したアタランタだが、2月19日に行われた第2戦(1-3)でPKを失敗したルックマンについて、ガスペリーニ監督は試合後の記者会見で「これまで見た中で最悪のPKキッカーの1人」と厳しく批判した。
ルックマンはこれに対し、SNS上で「深く侮辱的だ」と反論して監督の発言に不快感を示し、自分だけが不当に名指しされたと主張した。
エバートン(2017)、フラム(2020-2021)、レスター・シティ(2021-2022)を経て、2022年8月にアタランタに加入したルックマンは、アタランタでは通算115試合に出場し50ゴール24アシストを記録し、特にサイドでの起用可能性と即戦力性が評価されている。契約は2027年まで残るが、移籍金は5,500万ユーロ(約89億8,374万)の契約解除条項によって決定づけられる可能性があると伝えられている。
アーセナルは今2024/25シーズンのリーグ戦で攻撃の安定性と決定力に課題を抱えており、ミケル・アルテタ監督は前線の強化を優先課題としている。ただし、現時点ではルックマンとの交渉は初期段階にとどまっており、アタランタ側の売却方針や他ターゲットとの優先順位によって実現可否が左右される見通しとのことだ。