角田涼太朗 写真:Getty Images

 横浜F・マリノスから海外挑戦のDF角田涼太朗は、2024/25シーズン終了後にKVコルトレイクを退団する見込み。ベルギー2部降格の可能性が高いチーム状況が、同選手の去就に影響を与えているようだ。

 コルトレイクはシーズン序盤から下位に低迷すると、レギュラーシーズンを16クラブ中15位で終了。下位4クラブによる残留プレーオフでは、3勝1分1敗と健闘しているが、残り1試合で自動残留ラインから勝ち点4差、2部入れ替え戦圏内から勝ち点3差と、残留は絶望的だ。

 そんな中、ベルギー紙『Het nieuwsblad』は5月4日、コルトレイク所属選手の去就を特集。角田をはじめ2025年6月に期限付き移籍期間が満了となる複数選手について、「2024/25シーズン終了後にレンタル元のクラブへ戻る」と、退団が既定路線であることを伝えている。

 現在25歳の角田は、2024年1月に横浜FMからカーディフへ完全移籍すると同時に、カーディフからコルトレイクへ期限付き移籍。海外挑戦から約3カ月後に大腿四頭筋の肉離れ等で長期離脱を余儀なくされると、2023/24シーズン終了後に一度コルトレイクを退団。カーディフでリハビリに励み、カーディフU21の公式戦でのプレーを経て、2025年1月に再びコルトレイクへ期限付き移籍していた。

 2月23日のベルギー1部リーグ戦以降、全試合でスタメン出場と完全復活を遂げている角田だが、カーディフの2025/26シーズンの構想に含まれるかは、現時点で不透明とみられる。

 一方、角田の古巣である横浜FMは、2025シーズンの明治安田J1リーグ12試合を消化した時点で最下位に低迷。6月の移籍ウィンドウでの補強は必至だが、ベルギーやイギリス国内では同選手が横浜FMへ復帰する可能性は報じられていない。