
KVコルトレイク所属の日本代表DF藤井陽也に、2024/25シーズン終了後に移籍の可能性がある模様。所属クラブのベルギー1部リーグ残留が絶望的であることも同選手の去就に影響を与えているという。
ベルギー紙『Het nieuwsblad』は5月4日、コルトレイク所属選手の去就を特集。プレーオフ残り1試合で自動残留ラインから勝ち点4差、2部入れ替え戦圏内から勝ち点3差であり、1部残留の可能性が低い現状を踏まえた上で、藤井について「(ベルギー1部の)上位クラブからの関心を集めており、2部リーグでの冒険には乗り気ではないかもしれない」とリポート。ステップアップ移籍が濃厚との見方を示している。
一方、藤井の古巣である名古屋グランパスは、2025シーズンの明治安田J1リーグ第14節終了時点で17位に低迷。長谷川健太監督の去就が度々話題になる中、6月の移籍ウィンドウを前に守備陣の強化を求める声が上がっている。一部では藤井の復帰待望論も湧き起っているが、ベルギー国内では名古屋復帰の可能性は報じられていない。
現在24歳の藤井は、2024年1月に名古屋からコルトレイクへ期限付き移籍。2023/24シーズンの残留プレーオフで活躍すると、6月に完全移籍へ移行。新たに2028年6月30日までの4年契約を結んでいる。
そして迎えた2024/25シーズンは、リーグ戦18試合でプレーも、2025年1月に脛を手術。3月30日の残留プレーオフ第1戦のサークル・ブルッヘ戦で復帰したが、そのプレーオフでは5試合中2試合のスタメン出場にとどまっている。