坂本一彩 写真:Getty Images

 元U20日本代表FW坂本一彩は現在、ガンバ大阪からベルギー1部KVCウェステルローへ期限付き移籍中。期限付き移籍期間は2024/25シーズン終了後までだが、完全移籍移行が既定路線だという。

 現地メディア『Voetbal』は5月4日、ウェステルローの補強戦略を特集。アルジェリア1部MCアルジェ所属の20歳FWアミン・メソウサの獲得に動く可能性を報じるとともに、「ウェステルローは新たなストライカーを探している。メソウサがウェステルローへ加入するとなれば、2025年夏にG大阪から完全移籍する坂本とのポジション争いを強いられる」とリポート。この報道内容を踏まえると、日本人アタッカーの完全移籍移行は決定的とみられる。

 また、ウェステルローは2025年1月にG大阪から坂本を獲得した際、公式サイトにて「2024/25シーズン終了後に3年契約を結ぶ予定」とアナウンス。一方、G大阪は期限付き移籍期間や完全移籍移行の可能性について触れていなかった。

 現在21歳の坂本は、2022年にG大阪のトップチームへ昇格。ファジアーノ岡山への期限付き移籍を経て、2024年にG大阪へ復帰すると、同シーズンにJ1リーグ戦37試合の出場で10ゴール1アシストをマーク。シーズン途中に、G大阪のパートナーシップ提携先であるオランダ1部アヤックスのトレーニングに参加したことで話題になっていた。

 海外挑戦1年目のベルギー1部リーグのレギュラーシーズンで、ここまで11試合にスタメン出場し3ゴールと結果を残している坂本。2025/26シーズンのUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)プレーオフ出場権をかけたプレーオフでも、3試合連続スタメン出場とレギュラーに定着しているだけに、クラブは必要不可欠な戦力として同選手を高く評価しているとみられる。