テオ・エルナンデス 写真:Getty Images

 レアル・マドリード(スペイン1部)は現在のラ・リーガで2位に位置。1試合消化が多いバルセロナ(同1部)とは7ポイント差となっているなかで、4日に行われるラ・リーガ第34節でセルタ(同1部)との対戦が控えている。

 そのマドリードではカルロ・アンチェロッティ監督が今季限りで退任するとみられているなかで、今夏に大幅な刷新を行うと予想されている。そのターゲットとしてミラン(イタリア1部)に在籍するフランス代表DFテオ・エルナンデスの獲得い興味を持っているという。

 2017年にアトレティコ・マドリード(スペイン1部)からマドリードに加わったテオは、思うような出場機会を得られずに2019年夏にミランへ完全移籍。高いキック精度などを武器に世界最高峰の左サイドバックに成長した。

 今季のここまでセリエA31試合に出場して4ゴール3アシストを記録しているテオだが、ミランとの現行契約は2026年夏まで。昨季終盤から契約延長交渉を行なっているものの、代理人が「5月から話していない」と語った通り、進展していないようだ。

 テオ本人は残留を望んでいるものの、ポルトガル代表FWラファエル・レオンと同等の待遇を望んでおり、ミランはこの金額を支払う気はないとのこと。この状況にマドリードがフランス代表DFを移籍金2000万ユーロ(約32億7,000万円)という格安で獲得できる可能性があると考えているようだが、ミランが主導権を握っているようだ。