泥沼化する非難合戦:「耳を貸さないふりをするな」
中国政府はアメリカに対し、「耳を貸さないふりを続けるべきではない。さもなければ国際社会を傷つけることになる」と、さらに厳しい言葉を投げかけている。
これに対し、アメリカのホワイトハウスも最近、新型コロナに関する新たなウェブサイトを立ち上げ、そこではっきりと「ウイルスは武漢ウイルス研究所(WIV)から流出した」との公式見解を掲載。同時に、バイデン前大統領や感染症対策の専門家であるアンソニー・ファウチ博士の対応を批判している。
中国側はこうした動きに対し、文書の中で「米国は2020年1月には、自国内で新型コロナウイルスの流行が急速に広がっていることを認識していた」とし、「流行の深刻さを過小評価し、『インフルエンザのようなもので、いつか自動的に消えるだろう』と何度も発言した」と反論。「米国は、自らが管理を誤った新型コロナ対応の主要なスケープゴート(責任転嫁の対象)として中国を利用した。米国政府の無関心と遅れた行動は、パンデミックとの世界的な戦いのために中国が確保した貴重な時間を無駄にした」と結んでいる。
新型コロナウイルスの起源を巡る議論は、科学的な探求というよりも、米中間の政治的な駆け引きの道具と化している様相を呈しており、真相解明への道のりは依然として険しいと言わざるを得ない。
提供元・TOCANA
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