
プレミアリーグのアストン・ビラが、今2025年夏の移籍市場で32歳のアルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネスを放出する可能性が高まっている。後継者としてラ・リーガのエスパニョール所属のGKジョアン・ガルシアを獲得すべく交渉を進めているという。
UKメディア『TBR Football』のグレアム・ベイリー氏の報道によると、ビラはマルティネスとの別れを覚悟しているようだ。サウジアラビアのクラブからの関心が高まっており、クラブ側はマルティネスを手放す準備を整えている。その一方で、ビラは後継者候補のガルシアとの交渉をすでに開始したとのことだ。
2020年9月にアーセナルからビラに加入したマルティネスは、プレミアリーグ屈指のゴールキーパーとして活躍してきた。この数年で飛躍的な成長を遂げ、クラブと代表チームの両方で不動の守護神となっている。また、2022年FIFAワールドカップと2度のコパ・アメリカ優勝においても、アルゼンチン代表の中核を担った。
一方、23歳のガルシアは短期間で急速に成長し、2024年パリ・オリンピックでスペイン代表として金メダル獲得に貢献。彼の台頭はヨーロッパの名門クラブの注目を集めており、ビラの他にもアーセナルやマンチェスター・ユナイテッドなどのプレミアリーグの強豪が獲得を目指している。
ビラはガルシアをレギュラーとして迎える意向で、彼がビラ・パークに移籍する可能性は高いと見られている。クラブとしては、サウジからの関心が高まるマルティネスの移籍金を得つつ、将来有望な若手ゴールキーパーを獲得するという戦略を描いているようだ。