1日の東京外国為替市場で円相場は一時1ドル=144円74銭と、約3週間ぶりの水準まで大幅下落した。日銀が政策金利を据え置き、2025、26年度の実質GDP(国内総生産)成長率と物価の見通しを下方修正。早期の追加利上げ観測が後退して円売り・ドル買いが優勢となった。

 植田和男日銀総裁は記者会見で、米関税政策の影響について「不確実性は極めて高い」と強調。物価と賃金の上昇率が「伸び悩みの状態に入る」との見方を示し、市場で「今後の利上げに慎重姿勢だった」(国内銀行)と受け止められた。午後5時現在は144円35~36銭と、前日比1円58銭の円安・ドル高。

 債券市場では、長期金利の指標となる新発10年物国債(第378回債)の流通利回りが1.260%に低下(債券価格は上昇)する場面もあった。 (了) (記事提供元=時事通信社)

提供元・Business Journal

【関連記事】
初心者が投資を始めるなら、何がおすすめ?
地元住民も疑問…西八王子、本当に住みやすい街1位の謎 家賃も葛飾区と同程度
有名百貨店・デパートどこの株主優待がおすすめ?
現役東大生に聞いた「受験直前の過ごし方」…勉強法、体調管理、メンタル管理
積立NISAで月1万円を投資した場合の利益はいくらになる?