この店の厨房ではロボットが働いており、調理のほとんどの工程をロボットだけで行ってしまいます。
では、SFのようなこの店舗で、ロボットはどのようにハンバーガーを作っているのでしょうか?
1個27秒で提供するハンバーガーロボット

BurgerBotsの厨房では、ABB社のロボットアームが活用されています。
調理のほとんどの工程が自動化されており、ロボットによってハンバーガーが完成します。
注文を受けると焼きたてのパティがバンズにのせられ、QRコード付きトレイと共にコンベアを流れます。
これらがコンベアを流れる間、高速かつ適切なトッピングが行われ、最終的に注文通りのハンバーガーが出来上がります。
しかも、このプロセス全体にかかる時間は、ハンバーガー1個当たり僅か27秒だというのだから驚きです。

タマネギやトマト、レタス、調味料などの各材料のストックもリアルタイムで追跡できるため、人間のように忘れていて、「注文が入ってから材料を補充する」なんてこともなくなるでしょう。
このようなハンバーガーロボットを採用することにはさまざまな利点があります。
まず、毎回同じクオリティの味と見た目を安定して保証できるという点です。
ロボットとAIによって調理が標準化されるため、人によるミスやばらつきがありません。
さらに、人の手が触れないので、髪の毛など人間由来の異物が混入するリスクがほとんどゼロになります。
「髪の毛に関するクレーム」「バイトテロ」とも無縁なわけです。
そして、このお店で働く従業員は、体力や気力の大部分を接客に注ぐことができ、より高いサービスを提供できる可能性があります。

では、人々はどんな反応を示しているでしょうか。