冬から春にかけてやりたい釣りのひとつに深海釣りがある。水温が低くても釣れるが、欠点は道具が大掛かりなことと海がナギでないと漁場まで行けないこと。出船できなくても諦めず挑戦するしかない釣りだ。
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（アイキャッチ画像提供：週刊つりニュース中部版APC・植島孝裕）
隆栄丸で深海釣り
4月5日はキンメダイ・アコウダイ狙いで静岡県・新居港の隆栄丸で出船した。500m程度の水深を攻めるので、道具はミヤマエの大型リールにオモリ400号対応のVパワーを用意。仕掛けは自作で7組ほど持って行くが、エサを付けてあるのは2組。当日の状況合わせてエサの大きさや種類を調整する。
到着すると既に常連が集合しており、私は後ろから2番目に座って道具を用意する。真っ暗なので気をつけないとトラブルになってしまう。
船は浜名湖の今切口を出て太平洋へ、1時間ほどの漁場へ向かう。予報では高気圧に覆われる感じだったが、曇っていて波も結構あった。
1投目からアタリ到来
到着したら早速投入の準備をする。潮はかなり速いようで、船長はそれを見越して投入の合図を出す。1人投入したら潮を上り私の番。400号のオモリを海中に投げ入れると、ハリが仕掛け枠からヒュンヒュンという感じで出ていく。ここで手を出すと大けがするので慎重に。入れ終わったらリールはフリーに。オモリが底に到着するまで少し時間がかかるので、その間に次の仕掛けにイカエサを装着しておく。
10分で海底にオモリが到着。後ろから2番目、そして上潮が結構な速度で流れているので、出ているイトふけを取っていく。オモリが浮き上がるようになったら、カケアガリ、カケサガリの状況に応じて仕掛けを底に着ける感じで操作する。
いつもは着底直後にアタリがあるが、今日はなかなか出ない。それでも、10分ほど待っていると群れの中にハリが入ったのかビンビンという感じでアタリが出始めた。キンメのアタリだ。引きが少し弱いので下の方のハリを食ったのだろうと仕掛けを延ばしていく。あまり延ばすと根掛かりするので調整が必要。
