監視カメラの映像では、ヴァレリーが設置された罠(ケージ、毛布、おもちゃ付き)を定期的に訪れる姿が確認されましたが、その施設には地元のポッサムたちも引き寄せられていたようです。

しかし行方不明になってから529日後、ついに救助隊はヴァレリーを保護することに成功しました。

ヴァレリーを捕獲したのは、遠隔操作型のトラップです。

救助隊はヴァレリーを捕獲するために特別な罠を設計しました。

この罠は、彼女の自宅のような空間を再現し、彼女のおもちゃやベッド、飼い主の衣類、隠された食べ物などを配置し、ウェブカメラと遠隔操作可能なトリガーシステムを備えていました。

数週間かけて徐々にこれらのアイテムを追加し、ヴァレリーが罠に慣れるよう工夫されました。

最終的に、ヴァレリーが罠の奥まで入り込んだ瞬間、遠隔操作で扉を閉じることに成功したといいます。

捕獲後ヴァレリーはすぐに落ち着きを取り戻し、眠りについたとのことです。

現在、ヴァレリーは島内で1週間の適応期間を経て、飼い主の元に戻る準備が進められています。

今回の救出劇は、ヴァレリーの驚異的な生存能力と、彼女を救うために尽力した多くの人々の努力を物語るものとなりました。

飼い主であるガードナーさんはSNSに「ヴァレリーを見つけ出してくれたボランティアの皆さんに心から感謝しています」と投稿。

「ペットを失った経験がある方へ。あなたの気持ちは正当なものです。そして、決して希望を捨てないでください」と呼びかけています。

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参考文献

Sausage Dog Rescued After Surviving Solo For 529 Days on Remote Island
https://www.sciencealert.com/sausage-dog-rescued-after-surviving-solo-for-529-days-on-remote-island