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この突然の警告に、ダヴェンポートさんは最初こそ驚きましたが、助言を真摯に受け止めました。
「わりと落ち着いていました」と彼女は話します。
「過去にも健康上の問題をいろいろ経験してきたので、またひとつ診てもらうべきことが増えたくらいに受け止めました」
ダヴェンポートさんが初めてそのほくろの存在に気づいたのは2020年、息子さんが生まれた直後だったといいます。
「これまではそれが危険なものだとは全く考えていませんでした。もしこれで命が救われるなら、本当にAIに感謝することでしょう」
現在、彼女は皮膚科を予約し、診察の日を待っているところです。
ChatGPTに「がん」を見つける能力があるのは知られていなかった
米OpenAI社が開発したChatGPTは本来、医療診断を目的に作られたものではありません。
ChatGPTは主にエッセイの作成や言語翻訳、ニュースの要約、それから人々が写真をアップロードしてアート作品を作ったり、画像を識別・分析したりする目的で利用されています。
その一方で、医療研究者たちは以前から「AIが優れた画像分析から、特定のがんを早期発見するのに役立つ」ことに気づいていました。
実際、皮膚がんの診断をサポートする機械学習モデルは、すでに人間の皮膚科専門医に匹敵、あるいはそれを上回る精度を示しているケースも報告されているのです。

しかし、これらは厳密に管理された医療データで訓練され、医療現場で使われることを前提としたAIです。
一方のChatGPTは、一般ユーザーとの自由な対話(チャット)を想定して開発されたもので、医学的な正確性を保証するものではありませんでした。
それにもかかわらず、今回のように「たまたま」重大な健康リスクを指摘できたことは、AIの持つ潜在力を示唆しているとも言えるでしょう。