実際に、この手のニュースレターに切り替えてから仕事が入った、という声はクライアント士業の中からも多く出ています。個人的な情報なんかで仕事が取れるのか? と思われるかもしれませんが実際に取れています。自分を出すことを恐れずにぜひ取り組んでみてください。

過度な期待をせず、定期的に出すことが重要

ニュースレターの送り先は、既存客と見込み客です。既存客にはできるだけ毎月出すようにしましょう。特に訪問頻度が少ない税理士は、何かアクションがないと「何もしていない税理士」と思われてしまう可能性があります。既存客はすでにあなたのお客様ですので、もっと好かれればより仕事を紹介してもらいやすくなるといえます。

これに対して見込み客、つまりはいつかお客様になるだろうというお客様については、配信頻度を決め、それを守るように配信しましょう。予算的に毎月は厳しいのであれば、2ヶ月に1回、3ヶ月に1回でもかまいません。弊社のクライアント士業では、四季に1回配信するいわゆる季刊誌のような配信の仕方でも仕事が取れているという事例もありますので、必ずしも毎月ではなくとも仕事は取れるといえます。

ただし、できるだけ不定期発行は避け、定期的に配信することを心がけましょう。定期的な配信は媒体の信頼度を高めます。日刊新聞、週刊誌、月刊誌とペースを守って発刊しているものには信頼性があります。逆にいえば、発行予定日に出ない雑誌などは信頼感を得られないものです。

たとえば、ニュースレターの失敗パターンは、「毎月出します」といって毎月出せず、徐々に2ヶ月に1回になり、半年に1回となり……というパターンです。こういう発刊の仕方をする事務所と、2ヶ月に1回、必ず配信する事務所とでは後者のほうが圧倒的に信頼感がありますし、仕事ができるように見えます。

継続は大変かもしれません。しかし、ニュースレターを出すことによって次第にセミナーの告知チラシなども入れられるようになりますので、別の集客に使えるようにもなります。ぜひ、継続して取り組んでみてください。