ワンコを飼い始めて初めて朝のお散歩に連れて行きました(写真)。
出かけたのは家から歩いて15分ほどのスターバックスです。いつもは1人で歩くのですが、子犬がいるとなかなか言うことを聞きません。途中で諦めて抱き抱えて時間を節約しましたが、それでもいつもの3倍の時間がかかりました。
道中でたくさんの犬を飼っている人たちに会いました。私と違って人懐っこい私のワンコは、初対面の犬に怯まずどんどん近づいて犬同士の交流を始めます。
人見知りでワンコのお散歩経験のない私は、いきなりこういう場面に遭遇してどういう対応をしたら良いのか、その「お作法」がわからず面食らってしまいました。
取り敢えず何回か交流してわかったことは、どうやら犬同士が吠えなければ、じゃれあってしばらく時間を過ごすのがルールのようです。
その時に黙っているわけにはいきませんから雑談しなければいけません。
そこで「ワンちゃんはおいくつですか?」「男の子?女の子?」といった当たり障りのない会話をして、最後は「ありがとうございました」と言ってお別れする。
さらっとした感じで、深入りしないのが「お作法」だと理解しました。
大切なのは、犬のことは質問しても飼い主のことは聞いてはいけないということのようです。
まあ、犬については聞いてみたいことがあったりしますが、飼い主には正直関心はありません。これはきっと相手も同じだと思います。
犬が主役で、人間が執事のようにお世話をする脇役という不思議な世界。
帰り道では道端でワンコが大きな落とし物をしました。ポーチからティッシュとビニール袋を手際よく取り出して回収作業を行います。
こんな風に朝から夜中までずっとワンコに振り回される毎日。楽しいけど、結構疲弊します。
徳川家の五代目将軍綱吉のことを笑えない立場になってしまいました。
編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2025年4月25日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。