カトリック教会の総本山、バチカンが「アメリカ政府と協力して」UFO(未確認飛行物体)の調査と隠蔽に関与してきた――。そんな衝撃的な告発がなされ、先日亡くなった教皇フランシスコの後継者に対し、バチカンが保有するとされるUFO関連の機密文書を公開するよう求める声が高まっている。

地下書庫に眠る「数百」のUFO目撃記録?

 この要求をしているのは、UFO研究家であり映画製作者でもあるマーク・クリストファー・リー氏だ。彼は、バチカンの謎めいた地下書庫には、過去のUFO目撃に関する「数百」もの機密文書が保管されているはずだと主張している。

 この動きは、2年足らず前にペンタゴン(アメリカ国防総省)の内部告発者が行った、衝撃的な(ただし未確認の)告発を受けたものだ。その告発によれば、バチカンは1930年代にイタリアで起きたUFO墜落事故の隠蔽に関与していたという。

 リー氏は宗教と地球外現象との関連性を研究しており、バチカンのアーカイブには何世紀も遡るUFO目撃記録が含まれている可能性があると考えている。そして、教皇フランシスコの死去を機に、次期教皇に対し「真実」を共有するよう強く求めているのだ。

「もし教会が真に霊的な真理と人類の啓蒙に尽力するのであれば、宇宙における我々の立ち位置に対する理解を根本的に変えうる情報を、もはや抑制すべきではありません」とリー氏は語っている。