26日午後2時54分ごろ、三重県南東沖を震源とするマグニチュード5.7の地震が発生。震源の深さは約400㎞で「異常震域」が観測されたが、Xでは勘違いする人も続出するなど話題となった。

■震源から離れた場所で揺れ

今回の地震では、福島県と栃木県で最大震度2を観測。東京都や埼玉県など関東の広いエリアで震度1を記録した。なお、この地震による津波の心配はないと報じられた。震源は三重県南東沖だったが、震源に近い東海地方や近畿地方で揺れは観測されなかった。

通常、地震は震源で最も大きくなり、同心円状に広がりながら小さくなる。しかし震源が深い深発地震の際などには、地震の揺れが離れた場所に伝わる「異常震域」が観測される。

異常震域自体は深発地震の際に観測される特有の現象で、地震活動自体が「異常」というわけではない。