トランプ大統領の姿勢は、「この負債を放棄しない限り、レプソルの米国事業継続を認めない」というものである。レプソルにとって、米国での事業は同社における3番目に重要な収益源である。したがって、5億400万ユーロの負債を諦めて米国での事業を継続するか、それとも米国事業を放棄してベネズエラでの事業を続けるか、という厳しい二者択一を迫られている。

レプソルは現在、この事情を米国政府に理解してもらうべく、トランプ政権との交渉を開始している。