伊東純也 写真:Getty Images

 日本代表MF伊東純也は、スタッド・ランスでFW中村敬斗やDF関根大輝らとともにプレー。2025年夏の日本ツアーでは、柏レイソルとの古巣対戦でピッチに立つことが期待されているが、2024/25シーズン終了後に移籍するかもしれない。

 ランスの専門サイト『ランスVDT』が4月23日に伝えたところによると、伊東はクラブが残留争いに巻き込まれている要因について、「理由はたくさんありますね。攻撃陣が機能しないですし、守備も弱い。冬の移籍ウィンドウでは、僕たちにとって重要な選手が2人も退団しましたし、これが痛かったです。今のチームには、若い選手も多いですしね」とコメント。これを受けて、同メディアは「これが、ここ数ヶ月にわたり伊東のパフォーマンスがかなり期待外れだった理由かもしれない。彼は苛立っているようだ」と、同選手の心中を察している。

 また、伊東は4月20日のリーグアン・トゥールーズ戦を前に行われた記者会見でも、やや浮かない表情を見せながらメディアの質問に回答。2025/26シーズンもランスでプレーする可能性を訊かれると、「分かりません」と残留を明言しなかった。

 ランスは2月はじめから約1か月間、リーグ戦で6連敗。直近5試合で3勝1分1敗と持ち直しているが、それでも13位と2部自動降格ラインとの勝ち点差はわずか5。残り4試合の結果次第では、2部降格となる可能性は十分ある。

 『ランスVDT』の報道内容を踏まえると、伊東はチーム状況に対して少なからずネガティブな感情を抱いている模様。32歳と若くないが、他クラブからのオファーの内容次第では、ランス退団という決断を下す可能性も考えられる。