
マインツ所属MF佐野海舟の実弟であるU23日本代表MF佐野航大は、オランダ1部NECナイメヘンで活躍。クラブ史上最高額でステップアップ移籍の可能性があり、古巣のファジアーノ岡山にも一定額の連帯貢献金が支払われるかもしれない。
オランダメディア『フットボールトランスファー』は4月19日、ナイメヘンが2023年夏に佐野を獲得した際、岡山へ支払った移籍金額を「非公開」と伝えた上で、同選手の市場価値についてこう綴っている。
「2025年3月に中足骨を骨折した時、彼の市場価値は540万ユーロ(約8億7,100万円)だった。しかし、ナイメヘンでの実績が評価され、4月になると590万ユーロ(約9億5,200万円)まで上昇している。もしナイメヘンが2024/25シーズン終了後に彼を放出し、現在の市場価値に相当する金額を受け取れば、クラブ史上最高額の移籍金となる」
また、ナイメヘンが選手を放出した際に得た移籍金の最高額は、2024年12月にFCコペンハーゲンへ放出したMFマグヌス・マットソンの500万ユーロ(約8億700万円)である模様。佐野が90万ユーロ程度更新する可能性もあるという。
現在21歳であり、2023年8月に岡山からナイメヘンへ完全移籍した佐野だが、2024年夏の時点で欧州5大リーグ挑戦の可能性が報じられているほか、海外メディア『HierOpZuid』は4月6日にフェイエノールト、ドイツ国内2クラブからの関心を伝えている。仮にドイツ国内クラブへ移籍するとなれば、岡山は連帯貢献金を得るだけに、同選手のさらなる活躍やオランダ国外移籍が期待される。