その東西キリスト教会が同じ日に復活祭の祈りを捧げるということは、その祈りが発するエネルギーは通常より大きいだろう。10人の信者が祈る時より、100人の信者が集まって祈るならば、そのエネルギー、その波動、周波数は当然パワフルだろう。
天才の発明家二コラ・テスラは「エネルギー、周波数、波動が分かれば、世界の全てが解決できる」と語っていたことを思い出す。
宗教界では超教派運動(エキュメニカル運動)なる活動があるが、宗派の壁を越えて宗教が再統合するならば、その宗教者たちがする祈りのエネルギーは膨大だろう。そうなれば、「世界の平和実現」は決して空論ではなくなるのではないか。
繰り返すが、2025年は第1ニカイア公会議(325年)から1700年目だ。同公会議は、キリスト教の教義を統一し、復活祭の日付を決定した重要な会議だった。この節目の年に、カトリック教会と正教会が同じ日に復活祭を祝った。単なる偶然ではなく、歴史的な意味があるはずだ。「意味のある偶然の一致」といわれるシンクロニシティではないか。
編集部より:この記事は長谷川良氏のブログ「ウィーン発『コンフィデンシャル』」2025年4月21日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はウィーン発『コンフィデンシャル』をご覧ください。