(5)ライオンズクラブ 世界最大の社会奉仕団体「ライオンズクラブ国際協会」に所属する単位クラブで、ボランティア活動が主な活動内容になります。
(6)ロータリークラブ 国際的な社会奉仕連合団体「国際ロータリー」の単位クラブ。ボランティアや社会活動が中心の団体です。
この他にもさまざまな団体がありますが、士業として活動するのであれば、おおよそこのくらいの団体と関係していくのが一般的です。
地域団体は、「血縁団体」に近い
話を元に戻しましょう。こういった団体に入ることで仕事は取れるようになります。しかし、ただ入っただけでは効果はありません。
逆の立場で考えてみるとわかるでしょう。あなたがこういった団体に長く所属していたとして、素性のわからない新人会員に喜んで仕事を出しますか? あるいはあなたには会の活動があるのにもかかわらず、自分の営業しかしない会員に好印象を持ちますか? 答えはいわなくてもわかるはずです。
つまり、こういった団体に入って仕事が欲しいと思えば、自分の事務所の営業活動などはせずに、会の活動をしっかり手伝うことが重要になります。定期的に開催されるイベントや、忘年会や新年会、各祝賀会やパーティなどに参加し、積極的に活動していくことが必須です。その中で、あなたの活動が評価されたとき初めて、仕事を頼まれるようになります。
私自身も東京都調布市の商工会に所属していました。特に私は生まれが調布市だったわけではないので(埼玉県出身)、余計に「よそ者」でした。そのため、営業活動などは一切せずに会の活動や大小さまざまなパーティや飲み会に参加し、会の一員になることを目指しました。半年以上そういった活動を繰り返すことによって、存在を認められ仕事が増えていきました。これは私だけの経験ではなく、各地域のクライアントから報告いただいているので、どこの地域でもおおむね間違っていない戦略です。
もう少しかいつまんで説明すると、「君、いつも一所懸命いろいろなイベントに参加していて好印象だな。ところで、仕事は何をしているんだ?」といわれるようになれば、仲間入りといえます。こういった地域団体は、あなたがどんな仕事をしているかよりもあなたがどういう人間なのかのほうが圧倒的に重要なのです。