■ロッテ戦を得意としていた加藤投手

加藤投手は千葉県出身で、拓大紅陵高校から新日鐵住金かずさマジックと、アマチュア時代は千葉のチームに所属。

そのこともあってかロッテ戦は得意で、登板前まで通算26勝5敗。この日も5回までは無失点に抑えており、球数も81と余力がある状況だった。

新庄監督はピンチで山本選手、中村奨吾選手と右打者が続くことも考慮に入れ、球の速い杉浦投手への交代に踏み切ったと見られる。ところが初球の変化球が高めに浮いたところを山本選手にホームランされ、敗北の要因となってしまった。