■ケックスバーグの森に落ちた物は何だったのか?
周辺地域ではミサイル発射試験の失敗、衛星の落下、エイリアンの乗ったUFOが墜落……等々、謎の落下物についてさまざまな噂や憶測が流れた。特に有力視されたのは旧ソ連が打ち上げに失敗した金星探査機コスモス96号という説である。1965年11月23日に打ち上げられたが、爆発が起こり軌道突入に失敗、同年12月9日、まさにケックスバーグに何かが墜落した当日に大気圏へと再突入した。
だが当局は、各地で観測された光を火球(非常に明るい流星)と発表し、自然現象であると結論づけた。その後、この事件は長らく忘れ去られた。
だが1991年、NASAはケックスバーグに落ちたのはコスモス96号の一部である可能性を認め、2005年には「ロシアの衛星」であったと発表した。ただし、回収された物体そのものやその資料は1990年代に失われたとしている。
しかしながら、ケックスバーグ事件は謎が多く、今なお研究家を中心にUFO説が根強く主張されている。また、2009年にはヒストリーチャンネルがこの事件を取り上げ、墜落したのはナチスドイツが開発したとされる秘密兵器「Die Glocke」だったのではないかという内容の番組を放映している。

農場や森に囲まれた静かな田舎町に墜落したものは一体何だったのだろうか? その謎は完全には解明されていないものの、広場には墜落したUFOのレプリカ(ドキュメンタリー番組で使われたものを譲り受けたそうだ)が飾られ、フェスティバルが開かれ、今ではすっかり町おこしの種となっている。
提供元・TOCANA
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