飯原さんは65cmをキャッチしてひと安心の様子。しかし、このころから風が弱まり、船が流れなくなってアタリが減ってしまった。
正午までに帰着するルールで、実釣3時間半の短時間勝負。ストラクチャーに動くか判断が迷うところだったが、船長は「あと30分しかないので、ここで勝負しましょう」とアナウンス。
低活性時に有効なヒットパターンの、バイブの巻きスピードをルアーが泳ぐギリギリの遅さにシフトダウンして様子をみる。

ラスト5分で66cmシーバス
すると終了5分前、やっとリトリーブ中に抑え込むような小さいアタリがきて、優しく巻きアワセを入れる。サイズアップとなる66cmをキャッチ。
さらに、終了寸前に72cmが釣れて2尾とも入れ替えに成功。11時にストップフィッシングして帰港した。

表彰式で上位入賞者発表
桟橋では各船から続々と大型が持ち込まれ、検量後すべてリリース。
その後表彰式がおこなわれ入賞者発表。5位は私、4位・140cmで安國艇の武石さん。3位・144cmで栗山艇の岡田さん。2位・同艇の五十嵐さんが146cm。

ビッグベイトで優勝決定
ここまでは想定内でデッドヒートとなったが、優勝者の山崎光輝さんは、ビッグベイトを使い、なんと88cmと70cmを揃え、158cmでブッチギリの1位となった。

<週刊つりニュース関東版APC・奥野忠弘/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース関東版』2025年4月4日号に掲載された記事を再編集したものになります。