田んぼのホソだったため、仕掛けに影響するほどの風が入り込まない場所でした。鯉の活性は高めだったので、数投目で反応。70cm弱の良型の鯉が顔を見せてくれました。
ベイトのノーシンカーでは限界
今回河川と支流でのパン鯉ということで、かなり広範囲に攻める展開となりました。そこで感じた事として、やはりベイトタックルでのノーシンカー釣法には限界があるということを改めて痛感しました。
限界というより、そもそもベイトでのノーシンカーは理論上不可能な釣り方。ベイトはその性質上、軽めのリグや仕掛けを投げることに不向きなタックル。今ではベイトフィネスと呼ばれる、スピニングのような釣り方もありますが、鯉相手では歯が立たないどころか返り討ちに遭うのが目に見えて分かります。
今までは小川や水路での釣りが多かったため、ベイトでのノーシンカー仕掛けでも何とかなっていましたが、今年は新規開拓をメインに考えています。今回のような河川で挑む場合、今までのように上手くいく未来が見えません。
今後はフロートリグを使った釣りもできるように精進しようと思います。また、今まではベイトタックルのみの釣りが多かったので、この機会に基本であるスピニングでの釣りも視野に入れようとも思いました。
どうしても活性が低く、警戒心が高い魚相手にはノーシンカーでの釣りが有効になるのは、今までのパン鯉で分かる事実であることに変わりはありません。ベイトのみに頼らず、色んな釣り方が出来るように鍛えたいと思います。
<泉陽登/TSURINEWSライター>