サンフレッチェ広島 写真:Getty Images

 ブラジル人MFエゼキエウは、サンフレッチェ広島を2024シーズン限りで退団。RB大宮アルディージャからの関心も報じられた後、3月末に母国クラブへ加入したが、4月14日の公式戦でデビューを飾っている。

 現在27歳のエゼキエウは、3月26日にアスレティック・クラブへの加入が正式決定。2025シーズン終了後までの単年契約を結んだ。そして4月14日のブラジル2部リーグ戦で62分から途中出場。1ゴールのFWリンコン(元ヴィッセル神戸)とともにピッチに立ったが、チームは敗れている。

 また、同選手は試合後にインスタグラムを更新。ピッチに立つ自身の様子をアップすると、「長い間遠ざかっていたけれど、昨日は自分の好きなことに戻ってきたし、アスレティックでデビューすることもできた。ネガティブな結果になってしまったけど、素晴らしいシーズンになるという自信はある。再びこのような経験をさせてくれた神に感謝する」と綴った。

 2020年から5シーズンにわたり広島でプレーしていたエゼキエウ。以前、ブラジルメディア『O Globo』のインタビューで、城福浩元監督(現東京ヴェルディ指揮官)との意見の食い違いでストレスを抱えたほか、一時うつ状態だったことを明かしていた。その広島では、J1リーグ通算67試合の出場で7ゴールをマークも、2024シーズンはリーグ戦9試合の出場に終わった。

 なお、エゼキエウのチームメイトであるリンコンは、2024年3月にヴィッセル神戸を退団。同年6月にオーストリア1部SCラインドルフ・アルタッハへ加入も、神戸時代と同じくコンディション不良に悩まされ、2025年1月にアルタッハからアスレティックへ期限付き移籍している。