
横浜F・マリノス所属のブラジル人FWアンデルソン・ロペスは、2025シーズンも主力選手として多くの出場機会を得ているが、中東移籍の可能性があったという。
UAEメディア『AlkassTV』のモハメド・オマル記者は4月12日に同国1部アル・アインの補強に言及。2025年の移籍ウィンドウで成し遂げられなかったこととして、「セルヒオ・ラモス(現モンテレイ)とアンデルソン・ロペスの獲得」と綴っているが、獲得が実現しなかった背景については触れていない。
ロペスの去就を巡っては、2024年にも中東移籍の可能性が報じられていた。ブラジルメディア『PLブラジル』は同年6月、カタール国内クラブからオファーが届いている可能性を伝えていたが、移籍は実現せず。2024シーズンのJ1得点王に輝くと、シーズン終了後に横浜FMと選手サイドは2027年までの3年契約を結んでいる。そのため、2025シーズン途中に移籍するとなれば、高額の移籍金が発生するものとみられる。
現在31歳のロペスは、サンフレッチェ広島や北海道コンサドーレ札幌等に在籍した後、2022年から横浜FMでプレー。加入1年目からJ1リーグ戦で11ゴールを挙げると、2023シーズンから2年続けてJ1得点王のタイトルを獲得。ただ、2025シーズンはここまで8試合の出場で1ゴールにとどまっており、チームもJ2降格圏に沈んでいる。
AFCチャンピオンズリーグ優勝クラブへの幻の移籍が報じられたロペス。契約延長後、ブラジル1部ボタフォゴへの移籍報道が飛び交った後には「マリノスの意向に反することは絶対にしない。僕にチャンスを与えてくれるマリノスをリスペクトしているし、彼らは僕の仕事ぶりを信頼している」と、現所属クラブへの忠誠心を誓っていただけに、今後も横浜FMの一員としてピッチに立ち続けるだろう。