
明治安田J1リーグ第10節のアルビレックス新潟対横浜FCが、4月13日に新潟のホーム・デンカビッグスワンスタジアムで開催。女性審判員である山下良美氏が主審を担当したが、試合前の同主審に向けられたブーイングの是非を巡り、ファン・サポーター等の間で議論が白熱している。
Xでは、試合前に審判団の紹介が行われるときの様子が話題に。「主審、山下良美」とアナウンスされ、ビジョンに審判員の名前が表示されると、スタジアムの一部からブーイングが発生。同時にネット上では試合前にもかかわらず、山下氏を批判する投稿が相次いでいた。
このブーイングを巡っては、過去の山下氏のレフェリング等を理由に、ブーイングを浴びて当然との声が相次いでいるほか、同氏に対する誹謗中傷コメントも。ただ一方で、試合前のブーイングはリスペクトに欠けるといった否定的な声も上がるなど、ネット上で意見が割れている状況だ。
山下氏は2025シーズンのJリーグ公式戦でも、J1第7節の京都サンガ対サンフレッチェ広島、J2開幕節のヴァンフォーレ甲府対レノファ山口など、5試合で主審を担当。J1第7節のセレッソ大阪対浦和レッズなど数試合で第4審を務めているが、新潟対横浜FCのように試合前にブーイングを浴びるケースが相次いでいる。
過去の山下氏のレフェリングに不満を抱くファン・サポーターの気持ちに理解を示す声がある中でも、ひとりの人間としてリスペクトを求める意見が一定数存在することは確かだ。