
J2大分トリニータの選手起用に一部ファンから疑問の声が上がっている。チームを率いる片野坂知宏監督に対し、FWキム・ヒョンウが結果を残しているにもかかわらず出場機会に恵まれていないとして、なぜ起用されないのかという意見が相次いでいる。
3月26日に行われたYBCルヴァンカップ1回戦で、大分はホームでレノファ山口と対戦し、2-3で敗れた。前半で0-3と大きくリードされる苦しい展開だったが、後半に投入されたヒョンウとMF屋敷優成が1点ずつを挙げて反撃した。
試合は敗れたものの、サポーターからは「FW1番結果残してるのはキム選手。リーグ戦で使わないのか謎でしかない」「ヒョンウ、リーグで使ってください」「これを機にヒョンウを使う事を頭に入れて欲しい」といったコメントが相次ぎ、起用を求める声が強まった。
しかし30日のJ2第7節の愛媛FC戦では、大分が1-0でアウェイ初勝利を挙げたもののヒョンウの出場はなかった。「なぜヒョンウを出さない?前線のプレスが重くなってきたところで出しても良かった」といった声が寄せられた。
続く第8節のRB大宮アルディージャ戦(2-2)では途中出場の機会が与えられたが、守備面の動きに対して「交代で入ったヒョンウはしっかり走ってくれないと厳しい」「キムは途中出場であれはまじで有り得ない」とする批判的なコメントが目立ち、リーグ戦での信頼を勝ち取れなかった。
そして第9節、4月14日の徳島ヴォルティス戦(1-1)では再び出番がなく、「前節悪かったとはいえヒョンウだけ冷遇されている」といった不満が一部で噴出。一方で「守備水準に満たない選手に出番はない」という意見もあり、賛否は分かれている。
結果と課題の間で揺れるヒョンウを、片野坂監督が今後どう扱うのか注目される。