
京都サンガ所属のブラジル人FWラファエル・エリアスは、将来的な帰化や日本代表入りも視野に入れるなか、2025シーズンもゴールを量産。京都移籍や2024シーズン終了後に完全移籍移行により残留した理由を明かしている。
ブラジルメディア『terra』で4月13日に掲載されたインタビュー記事によると、同選手は2024年夏のJリーグ挑戦について、「クルゼイロに残りたいということは、当時の代理人たちとも話していた。でも、クラブ内でいろいろなことが起こり、コントロールできないことがあった。僕にとっても(Jリーグ挑戦は)チャンスだと思った」とコメント。クルゼイロ残留を望んでいたことを明かした上で、2024シーズンをこう振り返っている。
「当時、京都はJ2降格圏に沈んでいて、とても難しいミッションだと分かっていたが、神が僕にその方向を与えたのでやって来た。神は僕に、京都へ行くように促したんだ。僕は神に感謝しているし、神は僕の約束を守ってくれた。2024年の経験は想像もしていなかったよ」
来日1年目にJ1リーグ戦15試合の出場で11ゴールを挙げるなど、驚異的な成績を残したエリアスが、150万ドル(約2億3,000万円)とみられる巨額の移籍金で京都への完全移籍を果たしたが、残留に至った背景についてこう説明している。
「2024シーズンが終わったとき、この街で僕は 『京都の救世主』と呼ばれた。本当に感動した。ファンからだけでなく、クラブやチームメイト全員、コーチングスタッフからも呼ばれた。とても家族のようなクラブだよ。彼らは僕のことをリスペクトしてくれるし、たくさんサポートしてくれる。労働条件も良い。彼らが認めてくれたことは、京都に残ろうと思った理由のひとつだね」
2025シーズンもここまで10試合の出場で6ゴールと、絶対的ストライカ-として活躍しているエリアス。日本で本来のパフォーマンスを発揮している背景には、クラブに関わるすべての人々からのサポートがあるようだ。