
チェルシー(イングランド1部)は12日にプレミアリーグ第32節でイプスウィッチ(同1部)と対戦。2点先行される展開となったが、イングランド代表FWジェイドン・サンチョが同点ゴールを記録して2-2の引き分けに終わった。
手痛いドローに終わったチェルシーのエンツォ・マレスカ監督は「相手に先制点を奪われて試合の流れが一変した。十分な力を発揮できず、2失点を喫した。しかし、後半は再び流れを取り戻した」と試合を総括していたなかで、サンチョの去就について言及した。
「ジェイドンはほぼ全試合に出場している。少しリフレッシュさせるのが目的だった、彼はゴールやアシストなど良いプレーを見せてくれるだろうし、後半戦には力を発揮してくれるだろう。将来に関しては正直なところ今がその時だと思っている。残り1ヶ月、とにかく集中することだ。どのようにフィニッシュするのか、そしてそれを決める時間がある」
2017年に加入したボルシア・ドルトムント(イングランド1部)でブレイクしたサンチョは、2021年夏にマンチェスター・ユナイテッド(イングランド1部)へ完全移籍。しかし、エリック・テン・ハグ前監督と衝突すると、ドルトムントへのレンタル移籍を経て、今季からチェルシーへとレンタルで加入した。
その新天地では公式戦32試合に出場して3ゴール9アシストを記録しているサンチョに関して、チェルシーは2500万ポンド(約47億円)の買い取り義務オプションを保持。その一方で、500万ポンド(約9億円)を支払うことで買取義務条項を拒否できる権利をあるとみられていることから、その去就が不透明となっているなかで、どのような結末が待っているのだろうか。