マチェイ・スコルジャ監督 写真:Getty Images

 国立競技場で行われた明治安田J1リーグ第10節の町田ゼルビア戦で勝利した浦和レッズ。マチェイ・スコルジャ監督のもと、2025年夏にはFIFAクラブワールドカップに臨むが、そのスコルジャ監督に中東行きの可能性があるという。

 UAEメディア『アル・ハイージュ』が4月12日に伝えたところによると、同国1部アル・ナスルSCがスコルジャ監督の招へいを狙っているとのこと。記事では「元UAEオリンピックチームの監督であり、浦和を率いるスコルジャ氏は、2022年のAFCチャンピオンズリーグ優勝や2025年のクラブW杯出場権獲得など、確かな実績を持っている」と綴られているが、現浦和監督サイドとの交渉やオファーの有無は報じていない。

 スコルジャ氏は2018年3月からおよそ2年間にわたり、UAEのU23チームを指揮。通算成績は7勝4分5敗だが、2018年8月29日のAFCアジア競技大会準決勝では、MF旗手怜央やFW前田大然(いずれも現セルティック)ら擁するU23日本代表相手に0-1で敗れている。

 UAEのU23チーム監督退任後は、レフ・ポズナンへ復帰し、ポーランド1部リーグを制覇。2023シーズンには浦和の指揮官としてAFCチャンピオンズリーグ優勝を成し遂げるなど、ポーランド国内外での実績は十分だ。

 2024年9月から再び浦和を率いているスコルジャ氏。J1第10節を終えて10位と、依然として上位争いには加われていないが、2025年の残り2度の移籍ウィンドウにおけるクラブの動き次第では、同シーズン限りでクラブを離れるという決断を下す可能性も考えられる。