山下良美氏 写真:Getty Images

 明治安田J1リーグ第10節のアルビレックス新潟対横浜FCが、4月13日に新潟のホーム・デンカビッグスワンスタジアムで開催。女性審判員である山下良美氏が主審を担当したが、同主審のオフサイド判定が物議を醸しているほか、FW小野裕二(新潟)の激昂シーンにも注目が集まっている。

 0-0で迎えた30分、小野は敵陣でロングフィードのセカンドボールを拾い、左サイドでボールをキープ。しかし、副審がフラッグをあげると、山下主審はホイッスルを吹き、オフサイドがあったとして横浜FCにフリーキックを与えた。

 この判定に小野は怒りをあらわにしながら、山下主審に詰め寄ると、副審に対しても猛抗議。インターネット動画配信サービス『DAZN』の中継でも、新潟所属選手と思われる「触っていない!」といった肉声が収められている。

 このオフサイド判定を巡っては、ネット上で誤審の可能性を指摘する声や、山下主審のジャッジに対する批判が噴出。同主審のJ1公式戦割り当て停止を求める声も上がるなど、議論が白熱する一方で、副審に責任があるとの意見も散見されている。

 なお、この試合では試合前の審判団の紹介シーンで、ブーイングが発生。ネット上では、山下主審に向けられたものだという憶測が広まると、ブーイングの是非を巡り様々な意見が飛び交っている。過去にも自身のジャッジで批判を浴びていた山下氏には、依然としてサッカーファンから厳しい目が向けられている。