
J1リーグ第10節で、名古屋グランパスは4月12日にパナソニックスタジアム吹田でガンバ大阪と対戦し、0-2で敗れた。前半はスコアレスで折り返したものの、後半にG大阪のFWイッサム・ジェバリとFW山下諒也のゴールを許し、今2025シーズン2度目の連敗となった。試合を通じてシュート数は2本にとどまり、攻撃の形を作れずに終わった。
この敗戦により、名古屋の順位は19位と低迷。今後の試合日程は、20日にサンフレッチェ広島(7位)、25日に鹿島アントラーズ(8位)、29日に柏レイソル(6位)、5月3日に清水エスパルス(11位)、6日にファジアーノ岡山(5位)、11日に京都サンガ(2位)、17日にアビスパ福岡(1位)、24日に浦和レッズ(15位)、31日にアルビレックス新潟(20位)となっており、上位チームとの対戦が続く。
この厳しいスケジュールにサポーターからは「こっからどこに勝つん?」「全敗するつもりですか?」「4月5月どこにも勝てなさそうやん」といった悲観的な声が挙がっている。
試合後、名古屋のMF和泉竜司はクラブ公式サイトで「なかなか前から守備にいけませんでした。ズルズルと下がって押し込まれてしまった」と振り返り、守備面での課題を挙げた。また、攻撃に関しても「奪ったあとに起点になったり、頑張ってファウルをもらったり、打開していくことができませんでした」と述べ、攻守両面での自身の改善が必要であることを強調した。
次節の広島戦に向けて、守備の立て直しと攻撃の活性化が求められる名古屋。厳しい日程が続く中で、チーム全体の意識改革と戦術の再構築が急務となっており、窮地に追い込まれた長谷川健太監督の手腕が問われる。