長谷部茂利監督 写真:Getty Images

 川崎フロンターレは4月12日に行われた明治安田J1リーグ第10節で、清水エスパルスに引き分け。スタメン出場したFWマルシーニョの態度や、長谷部茂利監督の振る舞いが話題になっている。

 マルシーニョは1-1で迎えた85分、FW小林悠との交代でピッチを後にしたが、その際にピッチサイドにあった物を蹴るなど、不満を爆発。長谷部監督が右手を差し出したが右腕で振り払い、握手を拒否した。

 このシーンは、インターネット動画配信サービス『DAZN』の中継映像で捉えられているが、Xではマルシーニョがベンチの椅子に座った後の長谷部監督の様子を捉えた画像が拡散。指揮官が同選手に向かって身振り手振りを交えながらエキサイトし、スタッフ等が止めに入っている。

 交代時に監督との握手を拒否した過去の事例だと、セレッソ大阪時代の元日本代表MF乾貴士(現清水エスパルス)が記憶に新しい。乾は2022年4月5日の柏レイソル戦で途中交代によりピッチを後にする際、小菊昭雄監督との握手を拒否。暴言を吐くなど不服な態度を示し、試合後にチーム規律・秩序を乱す行動があったとして、クラブは同選手に謹慎処分や公式戦出場停止処分を科していた。

 アビスパ福岡時代と同様、長谷部監督は規律を重んじる指導者であるだけに、マルシーニョの試合後の態度次第では、クラブが同選手に対して処分を科す可能性は十分考えられる。ネット上でも、同監督を支持する声が多いが、マルシーニョが指揮官との関係改善に動くのか注目が集まる。