
浦和レッズ所属サミュエル・グスタフソンは、4月13日に明治安田J1リーグ第10節の町田ゼルビア戦を控えるなか、母国スウェーデン方面からの関心が報じられている。
スウェーデン紙『Aftonbladet』では4月9日、同国1部ハンマルビーIF率いるキム・ヘルベリ監督のコメント記事が掲載。これによると、指揮官は「私はグスタフソンのことを気に入っている。直接指導したことはないが、何度も対戦している。我々は彼に対してプレスをかけることが可能だと思っていたが、それに対して彼は何もできないようなプレーをしてくる」とコメントした上で、こう語ったという。
「我々のクラブにいない選手を見て、『この選手ならチームにすごくフィットするだろうし、一緒に仕事をするのは楽しいだろう』と思うことはある。そのリストのトップに、グスタフソンがいるのは明らかだ。プレーの仕方、積極性、常にボールを欲しがる様子、パスコースを見つける能力。彼のことを非常に高く評価している」
グスタフソンの去就を巡っては、2024年に古巣のBKヘッケンやハンマルビーなど、スウェーデン国内複数クラブからの関心が報じられていたが、浦和と契約更新。スウェーデンメディア『FotbollDirekt』は2024年11月、浦和の契約延長オファー内容について「年俸は800万スウェーデン・クローネ(約1億1400万円)だが、ハンマルビーはこれに対抗するのは難しいと判断した」と伝えていた。
前節のアビスパ福岡戦で出番がなく、町田戦前のトレーニングでマチェイ・スコルジャ監督と議論を交わしたグスタフソン。今後の起用法や、母国クラブの動き次第では、移籍の可能性が高まるかもしれない。