「死んだらどうなるのか?」――古来より人類が問い続けてきたこの根源的な疑問に対し、衝撃的な体験とともに「答え」を語る人物がいる。ダニオン・ブリンクリー氏(74歳)。かつては死後の世界など信じていなかった彼だが、文字通り「死の淵」を三度も経験し、その認識は一変した。「誰も死なない。我々は皆、スピリチュアルな存在なのだ」と彼は断言する。
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雷撃、そして最初の「死」:トンネルの先の光景
元海兵隊員であり実業家でもあったブリンクリー氏の人生が劇的に変わったのは1975年のこと。電話中に電話線に落雷が直撃し、彼は感電。その衝撃は凄まじく、「雷は耳の上から頭に入り、背骨を伝わった。靴のかかとの釘が床に溶接されたほどだ」と彼は語る。「体は宙に吹き飛ばされ、天井が見えたかと思うと床に叩きつけられた。部屋中に火の玉が走り、目が見えなくなった。私は燃えていた。火だるまだった。そして麻痺していた」。
意識を失った彼が次に感じたのは、自身の体から魂が離れ、病院へ急行する救急車と共に浮かんでいる感覚だったという。病院に到着し、医師たちが彼に死亡宣告を下すのを、彼はまるで他人事のように上から見ていた。しかし、死は終わりではなかった。約28分後、彼は病院の遺体安置所で奇跡的に息を吹き返したのだ。
その「死んでいた」28分間、彼の意識は「トンネルを旅していた」という。そこで彼は光り輝く霊的な存在に出会い、自身の全生涯が目の前で再生されるという、強烈な体験(ライフレビュー)をしたと主張する。しかし、この驚くべき体験を家族に話しても、当初は信じてもらえなかったという。重度の火傷と麻痺から回復し、再び歩けるようになるまでには2年の歳月を要した。

(画像=ダニオン・ブリンクリー氏 画像は「Daily Star」より、『TOCANA』より 引用)