鈴木優磨 写真:Getty Images

 明治安田J1リーグ第10節のセレッソ大阪対鹿島アントラーズが、4月12日に開催。古巣対戦であるFWレオ・セアラ(鹿島)のファウルをきっかけに、小競り合いが発生したが、その時のFW鈴木優磨(鹿島)の振る舞いに注目が集まっているほか、同選手への誹謗中傷メッセージが相次いでいる。

 0-0で迎えた前半アディショナルタイムの45+2分、C大阪自陣でレオ・セアラとDF進藤亮佑(C大阪)が競り合い、両選手がピッチに倒れる。池内明彦主審がホイッスルを吹き、C大阪にフリーキックを与えた直後、そばにいたDF西尾隆矢(C大阪)がレオ・セアラに詰め寄るなどエキサイト。両チームの選手が止めに入った際、鈴木は西尾を指さしながら、強い口調で二言三言発した。

 池内主審は鈴木に注意を与えたが、それでもなおどうせは不満げな表情を浮かべた。西尾にも注意が与えられたが、同選手は時折笑顔を見せながらコミュニケーションをとっている。

 試合はおよそ2分間の中断を経て再開されたが、ネット上では一連の鈴木の振る舞いに対する否定的な意見が噴出。池内主審に対して、鈴木へカードを提示するよう求める声が飛んでいるほか、人格否定をはじめ同選手への誹謗中傷コメントが相次いでいる。

 なお、Jリーグは2025シーズン開幕前、選手やスタッフなどを標的とした誹謗中傷行為について、法的措置を含め厳正に対処する姿勢を打ち出している。先日、C大阪所属の複数選手もSNSで誹謗中傷被害を受けただけに、再び議論が白熱しそうだ。