コスト競争力ではBYDのほうが有利
では、近い将来、シャオミが世界のEV市場でBYDやテスラを抜いてトップに躍り出る可能性はあるのか。
「24年の世界販売台数をみると、BYDは400万台以上なのに対し、シャオミはまだ10万台を超えた程度で、大きな差があります。また、中国全体の新車マーケットでも、今年はEVとPHEVの比率が5:5くらいになるとみられており、BYDと違ってシャオミはエンジンの技術は持っておらず、PHEVに参入しようとすれば時間がかかるでしょう。また、BYDはEVのカギを握る車載電池を自社で内製していますが、シャオミはBYDやCATLなど外部のメーカーから電池を買っており、コスト競争力でBYDのほうが有利です。よって、シャオミが近い将来、BYDに追いつくことは考えにくいでしょう」(鶴原氏)
(文=BUSINESS JOURNAL編集部、協力=鶴原吉郎/オートインサイト代表)
提供元・Business Journal
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