
FC東京は4月11日に行われた明治安田J1リーグ第10節の柏レイソル戦で、1-1と引き分け。国立競技場開催の一戦で後半アディショナルタイムの被弾で勝ち点2を落とした後、松橋力蔵監督解任論が湧き起こっているが、アルビレックス新潟方面でも同監督の去就に注目が集まっているようだ。
2021年から新潟のコーチを務め、翌2022年から3シーズンにわたり同クラブを指揮した松橋氏。監督就任1年目でJ2優勝・J1昇格へ導くなど実績を残したが、2024シーズン終了後に監督を退任し、FC東京を率いることになったが、2025シーズンはここまで2勝3分5敗で17位と結果を残せていない。
柏戦後、ネット上では松橋監督が2025シーズン中に解任されるという予想の他に、早期の監督交代を求める声が飛び交っている。また、同監督にとっての古巣対決(新潟戦)が5月3日に控えているだけに、一部からは新潟戦終了直後の解任待望論が噴出。しかし、FC東京が新潟戦までに公式戦4試合を控えていることから、新潟戦前の解任を予想する声も上がるなど、解任時期に関する意見が分かれている状況だ。
なお、新潟所属FW小野裕二は、松橋監督の退任後に「素晴らしい人間性の監督なので、だからこそ今年できなかったものを来年自分たちが表現して、監督がこのクラブを去ったことを後悔させられたらなと思います」とコメントし、ファン・サポーター等から称賛を浴びていた。
ただFC東京と同じく、新潟もJ1リーグ戦9試合を終えて1勝4分4敗で20位と苦戦。5月3日のFC東京戦で、小野をはじめ松橋監督の指導を受けていた新潟の選手たちに、恩師の前で鮮烈なパフォーマンスを発揮するためのチャンスが巡って来るのか、注目が集まっている。